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第413回 誠意と思いやりの心 〜 人のありがたみ 〜

 2025年4月1月 新渡戸稲造(1862-1933)から学んだ河井道(1877-1953)が初代学園長である恵泉女学園(経堂駅)の9代目理事長として教職員・事務局の辞令交付式に赴いた。 皆様の誠実な姿勢には感動した。河井道は自著『わたしのランターン』の終わりに『時がくると、それは別の手へとひき継がれて、さらに先へと運ばれていくであろう。』と記述している。

 

その後、新渡戸稲造が初代理事長(1932年)を務めた【新渡戸記念中野総合病院】のセンター長を務める『新渡戸稲造記念センター』(中野)に寄った。【『新渡戸記念中野総合病院』の理念:渡戸稲造博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する。】とある。

 

それから、新渡戸稲造が初代学長(1918−1923)である東京女子大学(西荻窪駅)入学式に向かった。 真摯な入学生には大いに感激した。 新渡戸稲造は、国際連盟事務次長(1920-1926)も務め、著書 Bushido: The Soul of Japan(『武士道』1900年)は、流麗な英文で書かれ、長年読み続けられている。 五千円券の肖像(1984-2007)としても知られる。

 

【新渡戸稲造ー>樋口一葉(1872−1896)ー>津田梅子(18641929)】は五千円券の流れである。 女子教育に理解を示した新渡戸稲造(東京女子大学 初代学長)が援護した三人【河井道(恵泉女学園 創立者)、津田梅子(女子英學塾 創立者)、安井てつ(1870-1945;東京女子大学 第2代学長)】に共通するのは『洗練された自尊心の人格像』である! 

 

『新渡戸稲造 〜 壁を破る言葉 〜 逆境に 立ち向かう者へ 40のメッセージ』(2023年10月5日 三笠書房 発行)(添付)は、逆境でも希望を見出す『新渡戸稲造の名言』を『生きづらさを感じている人たち』へ送るものである。

 

・人生には浮き沈みがつきものである

・誰にも「此処一番」の頑張りどころがある

・人のありがたみこそが、人間における最高の治療薬




 
 
 

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