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第425回 『人との比較は無意味』 〜 『長所を伸ばす』 〜

 2025年5月28日、新渡戸稲造記念センターから順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科2年生の授業『病理学概論:カラー学べる病理学』に赴いた。 120名を超える学生が出席していた。 今回は、『炎症 & 疾患と免疫のかかわり』の箇所を音読しながら進めた。 学生の真摯な姿勢には大いに感動した。『病理学概論』は、【顕微鏡でマクロからミクロの丁寧な観察 & 俯瞰的に 森を見て 木の皮まで診る】の『原点回帰』である。

 

その後、『がん医療科学』の授業をテキスト『がん細胞から学んだ生き方〜「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(添付)を用いて行った。

 

【『家族との絆を深くする「クオリティ・オブ・デス」』&『「クオリティ・オブ・デス」との出会い』&『自分はこう生き切るという意志』&『どういうプレゼントを残すか』&『家族にしこりを残したまま』&『がん患者のいろいろな心配ごと』&『死んだら天国で何をするか、夢をもつ』&『人との比較は無意味』&『延命治療とどう向き合うか』&『人生の目的とは何か』&『最後の五年間がいちばん大切』&『品性を完成するために長所を伸ばす』&『対話を通じて良い品性にする』&『人生から期待される存在に』&『マイナス X マイナス=プラス』の箇所を音読しながら進め、多数の質問があり、全力を尽くして返答した。

 

『人間の心というのは、言葉を糧としている = 対話の場 = 教育の必要性を痛感する日々である。 あらゆる学生が 立場を超えて温かく迎え入れられる『交流の場』は、【『心温まる賢明な寛容性』&『熱意と真摯なる姿』の修練】で、『教育の根本』であろう!

 

1860年代遣米使節団(勝海舟:1823-1899 らがいた) は、ニューヨークのブロードウエイを行進した。 彼らの行進を見物した詩人ウォルター・ホイットマン (Walter Whitman, 1819-1892)は、印象を『考え深げな黙想と 真摯な魂 と 輝く目』と表現している。 この風貌こそ、『教育の場』でも求められるのでなかろうか!



 
 
 

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