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第414回 言葉の響きが染み入る 〜 何事にも時期がある 〜

 2025年4月4日、5日wifeが、現在、小学校の校長を務めている1950年創設された東久留米市インターナショナル・スクール『クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(Christian Academy in Japan, CAJ)』の75周年記念会に出席た(添付)。 久しぶりにお会いした方もあり 大変貴重な有意義な記念会となった。 筆者が生まれる前の戦後の1950年の日本の状況の写真•ビデオを拝見した。 会場は満席であった。 CAJは幼稚園から高校まで、すべて英語で行われ、アメリカ、日本、韓国、他20カ国以上の学生が約480名在籍している。

 

『3月30日 鵜鷺コミュニティセンターの竣工式がありました。』との連絡が故郷から届いた。 筆者の母校 鵜鷺中学校の跡地である(添付)筆者の母校の鵜鷺小学校も鵜鷺中学校既に廃校となった。 現在の通学路である(添付)。

 

712年に編纂された『古事記』に登場する、医療の原点を教えてくれる大国主命の出雲大社から、8キロほど、峠を越えて美しい日本海に面した小さな村が、筆者の生まれ育った出雲市大社町鵜峠である。 隣の鷺浦地区と合わせて、鵜鷺(うさぎ)と呼ばれている。 713年の『出雲国風土記』にも登場する歴史ある地である。 鵜鷺小学校の卒業式での来賓の言葉が、筆者の生涯に強い印象を与えた。それが、『ボーイズ・ビー・アンビシャス』(boys be ambitious)である。 札幌農学校を率いたウィリアム・クラーク(1826-1886)が、その地を去るに臨んで、馬上から学生に向かって叫んだと伝えられている言葉である。 クラーク精神が内村鑑三(1861-1930)& 新渡戸稲造(1862-1933)という後に、筆者の尊敬する2人を生んだことも知らぬまま、ただ、鵜鷺小学校の卒業式での来賓の『言葉の響きが胸に染み入り 筆者の原点』ともなった。

 

英文で書かれた『代表的日本人』(内村鑑三)と『武士道』(新渡戸稲造)は、若き日からの座右の書である。 悩める時に、いかに勇気づけ、励まされたことか! 2007年からの『代表的日本人』と『武士道』の読書会に具現化されているとは、『人生は不連続の連続性』である。『何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある』(伝道者の書3章1節)を実感させられる日々である。



 
 
 

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