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樋野 興夫先生

第87回 いかなる状況でも、勇気づけてくれる存在 〜『一喜一憂せず、「綽々たる余裕」』〜


「文部科学省 選定」 と 「厚生労働省 推薦」 を頂いた ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』の「横浜シネマ ジャック & ベティ」での 上映会の舞台挨拶に赴いた。 入場前、映画館の前の路上で、現在 横浜在住の90歳の叔母様と2人の娘様さんに面会した。 私が、京都の浪人時代に 大変お世話になった ご家族である。 今回、再会出来て 大変 嬉しかった。 映画館内では、複数の質問もあった。 上映終了後、参観者の3人と カフェの時を持った。 また、翌日、映画を観られた方から、「とても 心地よい気持ちで 映画を観終えることが出来ました。--- メディアやSNSによって 歪められた虚構の世界ではなく、人間とは 思いやりがあり 利他的な振る舞いをする 世界こそが リアルな現実であることを、改めて気づかされたからでもあります。」、「いつ収束するとも知れない コロナ禍による ジリジリとした不安から、人々に対する警戒や疑心暗鬼な対応を 余儀なくされている 毎日を過ごす中で、本作を鑑賞している時間は 見失っていた 当たり前の 人々の優しさや 温かさに満ちた 時間だったようにも思います。」、『樋野先生が とりあげる名言の数々は 共感するものばかりですが、その中でも内村鑑三先生の「勇ましい高尚な生涯」との言葉に惹かれます。』などなどの 心温まるコメントを頂いた。 本当に有意義な時であった。 

「コロナショックで、行事予定が中止や延期なったので、読書の時間が、それに比して増えました。」とのコメントも頂いた。筆者は『勝海舟なら、「今の現状を何と語りますか ?」』との質問も出した。 筆者も、久しぶりに 勝海舟 語録『氷川清話』を拝読した。 今回の最大の学びは、『世間の騒擾に一喜一憂せず、「綽々たる余裕」』であろうか ! 『クリスチャンプレス』からは「先生に インタビューさせていただいた 新型コロナウイルスの記事は とてもよく読まれていて、2~3月にかけてのベスト1記事でした!」との 驚きのメールを頂いた。

筆者は、本来なら 博士課程の大学院生160人受講の授業『がん学(Basic): がん、発がん、病理学』のビデオ収録(90分)を 教室で 1人で行なった。まさに、「無観客試合」であった。 それに、先立って、応援のメッセージを「🐼 & 🦍」から頂いた(添付)。 いかなる状況でも、勇気づけてくれる存在は、本当に励ましとなる。 涙なくして語れない! これが、「自粛ムード」の 今回の 大きな学び ではなかろうか!


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