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執筆者の写真樋野 興夫先生

第121回 「コロナ時代の病理学」〜 声を聞きながら、心まで診る 〜

 東京情報大学(千葉県千葉市)での「病理学」のZoom授業に赴いた。 Zoomで「学生の態度、声を聞きながら、心まで診る」新しい学びの発見でもある。 これこそ、「コロナ時代の病理学」ではなかろうか! 2014年の『純度の高い専門性 と 文化的包容力 ~「日本の国際的地位を高むる途」~』

(http://www.npo-jsct.umin.jp/wwaves/WWAVES%20Vol.20_p038.pdf ) を読まれた先生から、「私も海外のホスピス、英国、スイス、ドイツ、カナダ、米国などを訪問した事がございます。 ホスピスの周囲に、これから先を考えている患者や家族が集う場所があり、大変解放的だったのが印象に残りました。 ボランティアの基本的な考え方が違いますが、人間の関係性の理解が基本的に異なるのだから 日本式が必要なのでしょう。 ホスピスのチャプレンをして苦労した日本の友人がいます― がん哲学外来・カフェは ホスピスの周囲にあった あの場所の日本版でしょうか。」、 「Maggie’s Centreの活動は日本でも有名ですので、大学にも日本のMaggie’s Centreの活動と関わっている教員がいます。 ―― 個人的に内村鑑三や新渡戸稲造には関心があります。 看護の世界では「スピリチュアル」を使う人が多いのですが、「道」とか「魂」も 使ってほしいと思っています。― 春から夏のビクトリアに 行ける日が来ることを願っています。」との 励ましコメントを頂いた。筆者にとっては、カナダのビクトリアは、バンクーバーと共に、懐かしい想いでの場所である。


また、「成田教会と”成田石段がん哲学外来カフェ”のニュースを伺い 大変歓んでおります。―― 以前 酒々井町に 住んでいたことがあり、成田にはよく伺ったもので親密感があります。―― 2014エッセイ”純度の高い専門性と文化的包容力 〜 日本の国際的地位を高むる途〜 ―― UKでのがん哲学外来カフェご講演と緩和ケア視察等を興味深く拝読致しました。」、「対話学のすすめ、そして「中皮腫パネル」(順天堂大学)には感銘を受けました。 私は1985年頃からデンマーク企業のノンアスベスト屋根材技術導入を図り、全国の有力メーカー訪問と 大量のアスベスト輸入に 驚いた経験があったからです。 当時の屋根壁材製品は ノンアスベストと謳って居ましたが、実は数パーセントのアスベストが含まれていました。 それは当時国が許容しているからとメーカーは口を揃えていました。 現在補償が進んでいますが、アスベスト発がんは 此れからも続くを個人的には思っています。」との鋭い観察力のある

メールを頂いた。


そして、「6年前のエッセイですが、今、読んでも全く違和感がございません! 鵜鷺小学校に お訪ねしたくなりました。」との「ブレぬ姿勢」の励ましを頂いた。 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development.;AMED)の評価委員会では、偶然に、筆者の母校の「島根県立出雲高等学校」の後輩に出会った。 東京では、大変稀有な機会であり、大いに感激した。



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