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執筆者の写真樋野 興夫先生

第134回 『365日の紙飛行機』 〜 『がん哲学の伝道師』 〜

 第77回『がん哲学外来メデイカル・カフェ@よどばし』(淀橋教会に於いて)に赴いた(添付)。 「コロナ時代」、「3密」を避けて、広い会場で、開催された。 皆様とマスクをしながら『365日の紙飛行機』を熱唱した。 『いつの間にか 飛ばせるようになる それが 希望 推進力だ』の歌詞が、心に沁みた。 その後、筆者は、遠く離れた壇上から講話し、質問を受けた。


いつ何が起こるか分からない昨今、突然避難生活を強いられるような事が 起こるかもしれません。 特別な状況下で家族とはいえ、ステイホーム以上に 密な人間関係の中で、良い関係を保つためには、何を心掛けたら良いでしょうか?


還暦を前にしているような世代ですが、現代の子供達の感覚、特に人間関係の感覚など、ずいぶん昔と違い、自分達には理解出来ないように感じられる時があります。 世代間の感覚のギャップを埋める良い知恵が ないでしょうか?


孤立対応として、「Club house」= 完全招待制の会話ができる若者や経営者にはやっている音声アプリで、簡単に言うと、井戸端会議をしているのを覗き聞く & 一緒に話すなどのアプリが、YouTubeに乗り遅れた芸能人などを中心に、流行ってきているようです。 雑談を通して、大切な社会的繋がりをネット上で実現し、「孤立」を予防する効果があると思います。 樋野先生を中心とした、クラブハウスアプリ上でのメディカルカフェを是非、開催してください。 お願いします!


結果的に一人になってしまうのが怖い!となかなか教室に入れず、どんどん同級生との差が開いてきています。 精神科には通っているのですが、他に何をするとよいでしょうか?


樋野先生の本を薦めて、知人や家族に是非読んでほしいが、基本的に車通勤なので、東京より、読書の時間がとりにくく、最近は、「読書ばなれ」が進んでいたり、老眼で支障があるので、なかなか読んでもらえない。 「こんな人には、この本がお薦め!」というのを、司書さんのように、先生から紹介してください。 お願いします。今後、電子書籍や音声販売などの予定はないでしょうか?


前回、対面教育の必要性について、お話をされていましたが、オンラインとの違いをもう少し具体的にお聞かせ下さい。 子どもたちへの癌教育に興

味があります。 実際、子どもたちに話すようにお話ししていただけますか。 その際の感想なども聞かせて頂けますか?


癌の診断を受け、恐怖の中に心を閉ざしている人にどう接したらいいでしょうか?


淀橋教会では365日の紙飛行機や糸を良く歌います。 他にも、「犬のおまわりさん」、「赤鼻のトナカイ」、「ドラえもん」なども歌いましたが、言葉の処方箋に通じる「歌」は、他にどのようなものがあるでしょうか?


生活の中で くちずさめる言葉の処方箋を増やしたいと思います。 言語が通じないとき、どのように心を通わせることができますか?


コロナが長引く中、なかなかカフェにも行けない人があり、またカフェ自体開くことが出来ないという場合、メンバーの方々にどのようなサポートが

出来るでしょうか?


などなどの多数の真摯な質問に 筆者は全力で回答し、最後に『まとめ』をし、『糸』を歌い、終えた。 今回は、 「Club house」が大いに話題になった。 近日中に、矢内原忠雄 (1893-1961) 』記念 本郷通りカフェ』の訪問看護師が「Club house」を企画されるようである。 終了後、筆者は、新渡戸稲造 (1862-1933) が初代学長を務めた、東京女子大学の理事会に向かった。 本当に充実した有意義な1日であった。 遠く、青森県から「イエス・キリストが弟子たちに与えた、遠方へ行き 福音(=良い知らせ)を 広く人々に伝えるという使命。 先生は、『がん哲学の伝道師』ですね。」との 心温まる激励の言葉を頂いた。 涙無くして語れない!



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