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執筆者の写真樋野 興夫先生

第141回 対談の両面性 〜「学問的、科学的」&「人間的」〜

 2021年4月8日、『勝海舟の会』の方との面談の機会が与えられた。 早速、『勝海舟は よく揮毫しましたけど、その中に 聖書の箇所もあったようです。「人の心の高ぶりは滅びにさきだち、謙遜は栄誉にさきだつ」(箴言18章12節)』 とのメールを頂いた。 今秋、シンポジウム 『コロナ時代における 勝海舟(1823−1899)、渋沢栄一(1840−1931)、新渡戸稲造(1862−1933)の現代的意義 〜 真の胆力 〜』が、企画される予感がする。 まさに、コロナ時代 3人の人物の学びの時ではなかろうか! 今回も、「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」(伝道者の書3章11節)が、鮮明に蘇ってきた。


「米沢の教会から 昨年1月の樋野先生のセミナー & 講演内容をまとめたものを含む ニュースレターが 発行されました。 一読して、とても素晴らしい内容でした!」との連絡を頂いた(添付)。 大いに感激した。 記事を読まれた方から、「先生のお話が 分かりやすくまとめられているので、友人達に転送しました」との 心温まる励ましのコメントを頂いた。 良き質問による対談の重要性を実感した。 今日は(2021年4月10日)は、オンライン全国講演②「がん哲学外来 スヴエンソンメデイカルカフェ」(svenson本社に於いて)である(添付)。 既に、講演者の福田護先生と筆者には、多数の質問が寄せられている。 下記は、筆者に、がん患者、親族、医療従事者から寄せられた質問の一部である。


1)再発・転移を告知された時の心の整え方

2)コロナ感染の不安と再発の不安に、どのように向き合っていけばよいのですか?

3)今、私達はどのような愛の表現(カフェの運営方法)をするのが良い事でしょうか。この状況でも、何が出来るでしょうか。

4)闘病中のがん患者さんの家族に対し、周囲の人はどのようなサポートをするのがよいですか?

5)治療効果がなく家で過ごすことになりました。人生の目的がなく、食べられず、痛みやだるさで普通の時間も過ごせない中、なにを思って生きればよいか。

6)対面での会話の重要性について

7)天寿がんについて、教えてください。

8)暇げな風貌はどのようにして身に付けられるでしょうか?

9)回復が難しい方に同じがん患者仲間としてしてあげられることはなんでしょうか。

10)がん哲学外来というネーミングの由来について教えて下さい。

11)元氣が出る言葉


「医師の2つの使命~」

1)「学問的、科学的な責任」で、病気を診断・治療するーー>学者的な面

2)「人間的な責任」で、手をさしのべるーー>患者と温かい人間としての関係

の復習の日々である。




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