2021年6月2日 島根大学 医学部 病態病理学.並河徹 教授から Zoom授業『医療倫理・プロフェッショナリズム』(約150人出席)を依頼された。 「Guiding principle of carcinogenesis」を提示した。
Cell type specific carcinogenesis
Stage specific carcinogenesis
Strain difference in carcinogenesis
Federal headship carcinogenesis
Rehabilitation of cancer cell
また、「がん学の新時代の形成力」を求めて:「20世紀はがんを作る時代であった。 日本は化学発がんの創始国である。 21世紀はがんを遅らせる研究で、再び世界をリードする時である。」、『「がんの原因論」を明確し、「がんの制御」の根拠を示し、「がんの進展阻止」の実際を示す:Intentional Delay (天寿がん実現)』を語った。
筆者は、島根大学 医学部(出雲市)の授業に行った時、帰郷(島根県 出雲市大社町 鵜峠)していたが、今年は、コロナで出来なかった。 筆者の故郷は無医村であり、幼年期、熱を出しては 母に背負われて、峠のトンネルを通って、隣の村(鷺浦)の診療所に行った体験が、今でも脳裏に焼き付いている。 筆者は、人生3歳にして医者になろうと思ったようである。 鵜鷺(鵜峠+鷺浦=鵜鷺;うさぎ)小学校も 鵜鷺中学校も 既に廃校になった(添付)。 今から約1300年前、712年に編纂された『古事記』に登場する、医療の原点を教えてくれる大国主命の出雲大社から、8キロほど、峠を越えて 美しい日本海に面した小さな村である(添付)。 出雲大社には、「大国主命と因幡の白兎」の像がある(添付)。 「因幡の白兎」の話を、幼い時から聞いて育ったものである。 「うさぎ(兎)」が ある島から 本土に帰るときに 道がないから、「ワニザメ(和邇)に 数を数えてやるから 一列に並べ」と言った。 「ぴょんぴょん飛んで 最後の一歩で だました」と言った。 そして 毛をむかれて砂浜に打ち上げられた。 そして いろんな人が 通りかかったけが、「大国主命」が 正しい治療をして治った。 これが「的確治療」である。 この現代的意義は「大国主命」が 「うさぎ(兎)」を治すときに、「うさぎ(兎)」の「境遇」を問わなかった。 「ワニザメ(和邇)」をだましたから「ざまあ見ろ」とは言わなかった。 「医療は患者の境遇を 問うてはならぬ」ということである。 『「最も剛毅なる者は 最も柔和なる者であり、愛ある者は 勇敢な者である。」とは「高き自由の精神」を持って医療に従事する者への 普遍的な真理であろう。「他人の苦痛に対する思いやり」は、医学、医療の根本である』。 まさに、「弱いものいじめをするな」と いうことであろう!
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