2021年6月15日 筆者が代表を務めるZoom「南原繁研究会」に参加した。 2004年にスタートした南原繁研究会 【初代代表、鴨下重彦 先生(1934年-2011年、東京大学名誉教授、国立国際医療センター名誉総長)、第2代代表、加藤節 先生 (成蹊大学名誉教授)】の3代目の代表を、2019年、南原繁(1889〜1974) 生誕130周年を祝し、仰せつかった。 今回は、『三谷太一郎 3部作』、『聞き書き南原繁回顧録』(丸山真男・福田歓一編、東京大学出版会)の「学問・思想・信仰」の箇所の学びであった。 日々勉強である。 この度、『南原繁と戦後教育改革〜意義と継承〜』(南原繁研究会 編、横濱大氣堂 発行)(添付)が、出版される運びとなった。 これは、2020年11月3日(文化の日)第17回南原繁シンポジウムの特集号である。 筆者は、代表として、「まえがき 〜 本物の強さ & ブレない人物 〜」を寄稿する機会が与えられた。
[最近、『混迷する現代社会に問う「人生でいちばん大切なもの」とは、「本物の強さ」とは、いったい何なのか…。』、「時代を動かすリーダーの 清々しい胆力」 としての 「人間の知恵と 洞察とともに、自由にして 勇気ある行動」(南原繁 著の「新渡戸稲造先生」より)が 鮮明に蘇る 今日この頃である。 いつもと 変わらず ブレない人物の訓練こそが、まさに「コロナ時代」の実践であると考える。 時代を超えて、時代を愛する 南原繁研究会」の原点でもあろう。 最近、「コロナショックから、私たちは 何を学ぶべきだと 先生は思われますか ?」』、などなどの 取材、質問を受ける。 私は、まずは、――「曖昧なことは、曖昧に答えるのが 科学的である」、―― しかし、「過度な自粛ムード vs 軽度な自粛ムード」の違い。 勝海舟(1823-1899) の、最悪を考えて、準備しながら、『世間の騒擾(そうじょう)に一喜一憂せず「綽々たる余裕」』で「過度な不安」の風貌を示さず 最善を尽くした 胆力! これが、「真のリーダーですね!」、―― 『大切なことは、「常識的」に行動する』と いつも さりげなく 答える。]と記載した。
2021年6月16日午前(8:50〜12:00)は、国立障害者リハビリテーションセンター学院で 講義「病理学」、 午後は、順天堂大学 保健医療学部 診療放射線学科での『病理学概論』 (13:10〜14:40)に向かった。 その後の『がん医療科学』(14:50〜16:20)では、『楕円形の心 〜 がん哲学エッセンス 〜』(春秋社)を音読しながら学生と楽しく語り合った。 大変有意義な「3連ちゃん」であった。
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