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第161回 「熟練者になる学び」 〜 「人生のversion up」 〜

執筆者の写真: 樋野 興夫先生樋野 興夫先生

 韓国の医師から(下記は、日本に滞在の医師からの代筆)『先生が現在、活動されているがん哲学外来について、深い感銘と関心を持っています。 つきましては、いくつかご教示していただきたく、メールをさせていただきました。 1.先生が がん哲学外来を始める契機と 先生ご自身が準備されたこと 2.順天堂大学で がん哲学外来を始めることができた理由(大学の支援、協力があったのか) 3.必要な施設と マンパワーおよび準備(教育)プログラムについて(準備の過程で困難な事があったのか) 4.具体的な外来運営方法とスケジュールについて 外来参与対象、予約、広報、医療的な所見の活用方法など 5.メディカルカフェの運営について』とのメールが届いた。 韓国の医師は、筆者の韓国語訳の本2冊(添付)拝読されたとのことである。

<위대한 참견> (明日この世を 去るとしても、 今日の花に 水をあげなさい)(幻冬舎)

<내일 세상이 끝나도 꽃에 물을 주세요>(病気は 人生の 夏休み)(幻冬舎)

大いに、感動した。 韓国でも『がん哲学外来』が開催されたら、歴史的快挙となろう! 既に、アメリカでは開催されている。


早稲田大学エクステンションセンター 中野校から、下記が送られてきた。

講座名:がんと生きる哲学(https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/53196/

目標:がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に寄りそう方法を受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。

講義概要:「がん哲学」とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。 病理学者としての立場から、科学としての癌学には哲学的な考え方を取り入れていく領域があるとの立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。 日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人が がんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。 授業では テキストの読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。 がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近に患者がいる人、医療従事者等のがん患者に寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。

と謳われている。 早速、「熟練者になるには基本の学びから始まるようです。早速、申込たいとおもいます。」との励ましのメールを頂いた。 まさに、その人らしい「役割・使命」が発動し、「人生のversion up」となるのであろう!




 
 
 

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