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執筆者の写真樋野 興夫先生

第166回 人間の本質を探求 〜 寄り添える力、向き合える心 〜

 2021年9月30日 ルーテル学院大学(東京都三鷹市)での現代生命科学II」(2コマ: 3限14:30〜16:10 & 4限16:20)に赴いた。学生支援センターの皆様のおもてなしには、ただただ感謝である。 学生とは、大変有意義な対談と時を過ごした。 ルーテル学院大学の教育目的は「心と福祉と魂の高度な専門家を養成する」と謳われている。

1学部1学科5コース制

福祉相談援助コース:寄り添える力、向き合える心を育む

地域福祉開発コース:暮らしの視点で、地域づくりに貢献

子ども支援コース:子どもと家族への支援を学ぶ

臨床心理コース:こころの専門職への第一ステップ

キリスト教人間学コース:人間の本質を探求し、世界に出会う

である。 将来、臨床心理士を目指したいとのことである。


2021年10月2日は、早稲田大学中野国際コミュニティプラザ エクステンションセンター 中野校(東京都中野区)で、講座『がんと生きる哲学 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える』である。


目標:がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に 寄りそう方法を受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。

講義概要:『がん哲学』(添付)とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に 哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。 病理学者としての立場から、科学としての癌学には 哲学的な考え方を取り入れていく領域があるとの立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。 日本人の半分が がんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人が がんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。 授業では テキストの読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。 がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近

に患者がいる人、医療従事者等のがん患者に寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。

テキスト:『楕円形のこころ がん哲学エッセンス』(春秋社)(添付)


と紹介されている。 まさに、「人間の本質を探求し、寄り添える力、向き合える心を育む」の訓練と実践であろう!




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