2022年3月22日 新渡戸稲造記念センターから恵泉女学園(経堂)に向かった。 2022年3月23日は、恵泉女学園大学(多摩)に赴いた。 その夜(6:00pm〜)は、筆者が代表を務める南原繁(1889〜1974)研究会(第212回)にZoom方式参加した。 2004年にスタートした『南原繁研究会』 【初代代表、鴨下重彦 先生(1934年-2011年、東京大学名誉教授、国立国際医療センター名誉総長)、第2代代表、加藤 節 先生(成蹊大学名誉教授)】の3代目の代表を、2019年、南原繁 生誕130周年を祝し、仰せつかったものである。
今回のテーマは、第17回南原繁シンポジウムの製本『日本国憲法と戦後教育改革 〜意義と継承 〜』(添付)の合評会であった。
Ⅰ部 日本国憲法戦後と教育改革の過去・現在・未来
Ⅱ部 南原繁をめぐって
Ⅲ部 南原繁の講演会から
筆者は、シンポジウムでは、『開会の挨拶』の機会が与えられ、『はじめに 〜
本物の強さ & ブレない人物 〜』を語った。 『混迷する現代社会に問う「人生
でいちばん大切なもの」とは、「本物の強さ」とは、いったい何なのか…。』、
「時代を動かすリーダーの 清々しい胆力」 としての 「人間の知恵と 洞察とと
もに、自由にして 勇気ある行動」(南原繁 著の「新渡戸稲造先生」より)が 鮮
明に蘇る 今日この頃である。 『いつもと 変わらず ブレない人物の訓練こそ
が、』時代を超えて、時代を愛する 『南原繁研究会』の原点でもあろう。
また、最近の「ロシアとウクライナの紛争」を質問され、『新渡戸稲造(1862-1933)
の国際連盟事務次長時代 (1919-1926) の大きな功績として、「オーランド諸島
の領土問題」の解決と「知的協力委員会:1946年創設されたユネスコ(国際連
合教育科学文化機関)の前身」を構成し知的対話を行ったことが挙げられる。』
をさりげなく語った。 『余の尊敬する人物』(矢内原忠雄 著 岩波新書)の【「博
士の残した精神こそ日本国民の最も必要とするところでありませう」の言葉が、
今 預言的に 生きる。「日本国の天職」の自覚へと導く。】が想い出された。
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