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執筆者の写真樋野 興夫先生

第193回 笑顔になることをめざす 〜 普遍的な人間関係の要 〜

更新日:2022年4月16日

2022年4月9日(土) 早稲田大学エクステンションセンター中野校(東京都中野区)で、2022年春講座『がんと生きる哲学』〜 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える 〜」の開講である。 今回は、4/9, 5/14, 5/21, 6/4, 6/18 (10:30 −12:00)の5回である。

目標:がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に寄りそう方法を受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。


講義概要:「がん哲学」とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。病理学者として、科学としての癌学には哲学的な考え方を取り入れていく領域があるとの立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人ががんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。授業では教科書の読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近に患者がいる人、医療従事者等のがん患者に寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。

と謳われている。 教科書は、今回は、新刊『がん細胞から学んだ生き方』(へるす出版)で、「講義で使用するにあたって最適な内容かと存じます、講座内容にも深くかかわる部分ですので、ご指定いただけますと幸いです。」とのことである。


2022日4月10日(日)は、水戸の常陽藝文センター藝文ホールでの講演「バランス力を磨く〜助さん&格さんの現代的意義〜」である。 『テレビドラマの「水戸黄門」でも、黄門様ご一行も関わる人々も、さまざまな困難や障害に 阻まれながらそれを乗り越えて解決に至っている。 困難や障害にぶつかって、乗り越えるために自分の心を整える時、周囲のサポートと状況、思いを共有しようという「寄り添う」姿勢がいかに大切か。 時代を超え普遍的な人間関係の要であると考えます。』 と紹介されている。 まさに「水戸黄門」の人物の特徴(役割・使命と現代的意義)であろう。

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