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執筆者の写真樋野 興夫先生

第196回 自分以外に目を向ける 〜 無言の支え 〜

 2022年4月27日 順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科の2コマ『病理学概論』&『がん医療科学』の授業に赴いた。『病理学概論』では、教科書『カラーで学べる病理学』(NOUVELLE HIROKAWA)の「組織:上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織」、「細胞障害」、「壊死とアポトーシス:壊死(凝固壊死、融解壊死、乾酪壊死、壊疽、ミイラ化)」、「萎縮(生理的萎縮、無為萎縮、圧迫萎縮)」、また「再生医療における幹細胞とiPS細胞」、さらに、「再生と再生医療」、「化生」、「創傷治癒と肉芽組織」の箇所を、『がん医療科学』では、教科書『楕円形のこころ ~ がん哲学エッセンス 〜』(春秋社)の「がん哲学外来の使命」(悩みを「解消」する、「人生の意味を確認する」、「自分以外に目を向ける」、「顔つきを変える」)、「一輪の花をみて宇宙を語る」、「空っぽのメデイカル・カフェ」、「無言の支え」、「わたしの原点『もしかすると、このときのため』」、を音読しながら進めた。 真摯な学生の姿勢には、大いに感服した。


前半の授業で、『家庭画報』2022年6月号の筆者の記事228-229ページ(添付)、後半の授業では、『集中』2022年4月号の4−7ページの記事(添付)が、大学職員の心温まる配慮で、資料としてプリントして用意して頂いた。 大いに感動した。 学生からは多数の質問も寄せられた。 大変有意義な充実した『2連チャンの授業』となった。 その後、筆者が新渡戸稲造センター長を務める新渡戸記念中野総合病院での第522回「新渡戸グローバルCPC (Clinico-pathological conference)」に赴いた。「CPCとは,剖検例の肉眼的,顕微鏡的病理所見と臨床所見との関連について双方の立場から意見交換をし,詳細な病態および死因の解明に向けて検討を行うものである」と紹介されている。.大変勉強になった。病理学者の筆者にとっては、原点でもある。





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