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執筆者の写真樋野 興夫先生

第200回 “心の診察室” 〜 先人達の知恵の紐解き 〜

 『21世紀のエステル会』が、この度、第200回を迎えることになった。 継続の大切さを実感する日々である。


2022年5月25日 茨城県水戸市の常陽藝文センターでの『コロナ時代を生きる哲学 〜 「生物学と人間学」の復習 〜』の講座に赴いた。 講座の前、受講者(柏倉恵子 氏と藤田貞子 氏)と偕楽園、千波湖見学した。 早速、「昨日は、ありがとうございました。 偕楽園、千波湖見学、素敵な、想い出が出来ました。 本当に、素敵な一日でした。 読書会(講座)、良かったです。 次回までに、宿題、頑張ります。」とユーモア溢れる励ましと 見学の写真が送られてきた(添付)。 大いに感動した。『論語』の言葉【「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。」、「知者は動き、仁者は静かなり。」、「知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。」】(添付)が、今回、大変、印象に残った。


2022年5月26日は、『吉田富三記念 福島がん哲学外来』(福島県立医科大学 臨床腫瘍センターがん相談支援センター に於いて)に赴いた。 【福島県出身の世界的病理学者 吉田富三 博士を記念して、博士の孫弟子である樋野興夫 先生が『福島がん哲学外来』を開設しました。 がんと共に生きる患者/ご家族の思いや悩みを ともに考える“心の診察室”です。 病理学・遺伝性腫瘍学を専門とし、日本で初めて『がん哲学外来』を開設。 がんと共に生きる意味やコツを 樋野先生が先人達の知恵を紐解き一緒に考えます。】と心温まる紹介文がチラシに記載されていた。「患者様はとても満足して帰られました。 先生のお陰です。ありがとうございます。」。 また、今回、患者さんから筆者の本の希望が寄せられ、「本については了解致しました。早速購入したいと思います。」とのメールを頂いた。 既に待合室の本棚に並べてある本に追加してに新刊が置かれることであろう。 心温まる配慮には、ただただ感謝である。 また、大阪から訪問に来られていた医師の長田陽子 先生と偶然にお逢いした。 「哲学外来の合間に ご挨拶の機会を頂戴し誠にありがとうございました。 昨年1年は、兵庫県で主にがんゲノム医療に携わらせて頂き、臨床診療の要素を増やしたく 腫瘍内科学講座で先進的な施設見学に福島医大を訪問しておりました。 おかげ様で初めての訪問地での緊張が解けました。」とのメールを頂いた。 本当に貴重な『福島の旅』となった。



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