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執筆者の写真樋野 興夫先生

第204回 「孤独に慣れる」 〜 笑顔とユーモア、そして夢が生まれる 〜

 2022年6月21日 外苑前駅での会議に赴いた。 会議の前に、「外苑いちょう並木」を探索した。 心温まるひと時であった。 2022年6月22日 順天堂大学 保健医療学部 診療放射線学科の3時限目の授業『病理学概論』を行なった。 今回も教科書『カラーで学べる病理学』を音読しながら進めた。 箇所は『免疫とアレルギー』の章で、【「自己免疫疾患 」、「免疫不全症」、「移植免疫」、「がんと免疫」】、『感染症』の章では、【「感染症とは」、「ヒトの体内に共生する微生物」、「病原微生物の種類とその特徴」、「感染様式・

経路および潜伏期間」、「感染防御能(感染免疫)、「感染臓器と病原菌」】であった。 いつもながら、真摯に教科書を音読する学生の姿勢と多数の質問には、大いに感動した。 コロナ時代におて、タイムリーな内容の授業となった。 今回は8回連続講義の最終回であったの試験・レポート課題を出した。 回答が楽しみである。


 4時限目の授業『がん医療科学』では、『楕円形のこころ』(春秋社)を用いて進めた(添付)。 今回は、【「がん哲学の誕生」、「がん哲学外来」の使命 〜 悩みを「解消」する、人生の意味を確認する、自分以外に目を向ける、顔つきを変える、一輪の花を見て宇宙を語る、空っぽのメデイカル・カフェ、無言の支え、わたしの原点「もしかすると、このときのため」、「孤独に慣れる」、】を音読しながら進めた。 ユーモア溢れる多数の質問には、ただただ感服した。『人生邂逅の3大法則~良き先生(重心)、良き友(外心)、良き

読書(内心)~』,学生時代は、「良き読書」との出会いの重要性を話した。「先生の読書の出会いを聞かせて下さい」との質問を受け、南原繁 (1889-1974)―>内村鑑三 (1861-1930)―>新渡戸稲造 (1862-1933)―>矢内原忠雄 (1893-1961)と語った。 筆者が、19歳の時に出会った、今は亡きその先生が、東大法学部の学生時代の総長が南原繁であった。 「教育の原点」を痛感する日々である。 「考える力と厳しさに耐える強さ、それがあって初めて明るい笑顔とユーモア、そして夢が生まれる。」のであろう。 この授業も今回は8回連続講義の最終回であったので、試験・レポート課題を出した。 学生の自由な回答が楽しみである。



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