2022年7月13日 3回目の藝文学苑講座「コロナ時代を生きる哲学~『生物学と人間学』の復習」(常陽藝文センター 藝文学苑水戸教室)に赴いた。 教科書『がん細胞から学んだ生き方』(へるす出版)(添付)の第1章『医療者としての原点』を音読しながら進めた。【「1919年パリ講和会議が開催されている頃、『スペインかぜ』がフランスでも猛威をふるっていて、パンデミック(世界流行)で、感染者6億人、死者4,000万~5,000万人にも達したと推定されている」と、以前に聞いたものである。そのとき、新渡戸稲造はパリにいて、その後、国際連盟事務次長に就任している。 ドーマス・カーライル(Thomas Carlyle:1795-1881)の影響を受けた新渡戸稲造(1862-1933)は、「common sense(社会常識)を備えもった柔軟性のある人格者」と謳われている。「コロナ時代の生き方」が問われている現在、「新渡戸稲造なら、何と語るのであろうか?」の静思の日々である。― まさに、「ひとり、静まる時をもちましょう」は、読書の原点でもあろう。】と記述している。
想えば、2022年4月10日『水戸黄門記念 がん哲学外来 まちなかカフェ』開設記念講演会(主催:藤田貞子 氏:看護師、産業カウンセラー)【『バランス力を磨く』~助さん & 格さんの現代的意義~】に伺った。【現代は、「表面的なhappy」vs「内から湧き出るjoy」の違いの考察の時ではないでしょうか! 水戸黄門(徳川光圀:1628-1701)なら、『コロナ時代』を下記の如く語るのではないでしょうか !? 水戸黄門は「チアフル(Cheerful)な顔付を以て人に接し、見ず知らずの人に対しても、少しの親切でもしてあげるという 心もちで暮らせば、社会はどれだけ温かくなるかも知れないと語るのではなかろうか!。 それは「他人へのおもいやり」であり、「他人の感情を尊敬することから生ずる謙遜・慇懃の心」を常に忘れない「濃やかな配慮の人」であったことでしょう。 「欣然たる面貌、快然たる微笑をもて」の実践でもあります。 水戸黄門の教育理念の実践の場 = 『水戸黄門記念 がん哲学外来 まちなかカフェ』の現代的意義はここにあろう!】が、この度、鮮明に思い出された。 スタッフの親切な「おもてなし」、受講者の「誠実な姿勢」と「真摯な質問」も多くあり、大変有意義な充実した貴重な『水戸の旅』となった。
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