2022年7月20日 「国立障害者リハビリテーションセンター学院リハビリテーション体育学科」(所沢市)で、教科書『カラーで学べる病理学(第5版)』を用い『再生と修復』、『老化と老年病』の箇所を音読しながら講義を
行なった。 大変、有意義な充実した時であった。最近、筆者は学生から「先生の夢」は、何ですか? よく聞かれる。 何時も 「10人で 天国で メデイカル・カフェを 開催すること」と答えている(添付)。 さらに、「希望者は お茶係に 採用する」と 語っている。「冗談を 本気でする 胆力」の 訓練である。 これが、教育の基本である ユーモア (You More) ではなかろうか! 将来「障害者リハビリテーション」に従事する生徒の心得にもなれば幸いである。
以前、勝海舟(1823-1899) の屋敷があった赤坂で、講演『勝海舟の胆力 〜 がん哲学外来の心得 〜』に 呼ばれた。 母を亡くして 悩んでいるクララ・ホイットニー(Clara A. N. Whitney、1860-1936)に対して、勝海舟の奥さん(たみ)の言葉;『悲しい時には 私達の所へいらっしゃい、一緒に泣きましょう、そしてあなたが 仕合せな時には 一緒に笑いましょう。 さあ勇気をお出しなさい、—— これから先の長い年月のことは考えず、今日という日以外には 日がないと思って ただ毎日をお過ごしなさい』は、「訪れる人を 温かく迎い入れる」の原点でもあろう。 勝海舟を座長にして、天国で、「メデイカル・カフェ」を開催する(添付)。 これが、「根底を一貫して流れる。長くも不思議な旅」ではなかろうか!
国立障害者リハビリテーションセンター学院から、新渡戸記念中野総合病院 新渡戸稲造記念センター、さらに、武蔵野赤十字病院での倫理委員会に向かった。「東久留米―>所沢―>航空公園―>新宿―>中野―>武蔵境」の「電車の旅の1日」であった。 コロナ時代、全員がマスクする「電車の旅」では、「新渡戸稲造(1862−1933)の言葉の処方箋」が鮮明に思い出された。【「目的は高い理想に置き、それに到達する道は 臨機応変に取るべし」、「最も必要なことは、常に志を忘れないよう心にかけて 記憶することである」、「生活環境や 言葉が違っても 心が通えば友達であり、心が通じ合う人と 出会うことが 人間の一番の楽しみである。」、「自分の力が 人に役に立つと思うときは 進んでやれ」】は、コロナ時代のタイミング的な「言葉の処方箋」ではなかろうか!
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