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第227回 『明日にかける架け橋』 〜 『教育の原点』 〜

執筆者の写真: 樋野 興夫先生樋野 興夫先生

 2022年11月21日、東京情報大学看護学部(千葉県)の『病理学』の授業に赴いた。 4時限目(14:50-16:20)は、教科書『病態生理学』を音読しながら進めた。 今回は、【『老化に伴い増加する疾患』、『細胞障害・老化に対する看護』、『腫瘍と過形成:悪性腫瘍の疫学、腫瘍とは、腫瘍の病理学、悪性腫瘍の発生と自然史、がんの治療、治療の選択、悪性腫瘍の確定診断法、がんの臨床・看護』、『がん告知とサイコオンコロジー(精神腫瘍学)』】の箇所を行なった。 後期の最後の10回目の授業は、教科書を用いて下記の試験問題の時間を持った。


設問:下記の11の課題から4つ選んで A4 1枚に記述せよ!


1)代謝性アスドーシスの原因を4つ挙げ説明せよ!

2)血栓症と塞栓症の違いを述べ、代表的疾患を挙げよ!

3)炎症と修復の過程を病理学的に説明せよ!

4)免疫疾患を分類し、代表的疾患を挙げよ!

5)ウイルス、細菌について説明し、代表的疾患を挙げよ!

6)アポトーシスとは何かを説明せよ!

7)良性腫瘍、悪性腫瘍、癌腫、肉腫とは何かを説明せよ!

8)染色体疾患と遺伝性疾患を区別し、代表的疾患を挙げよ!

9)健常人の血糖調節機序を説明せよ!

10)咳嗽、喀痰、喀血、吐血の違いを説明せよ!

11)呼吸困難を引き起こす代表的疾患を挙げよ!


真摯な学生の姿、そして担当教授の小島善和先生の配慮ある心温まるサポートには、大いに感動した。 大変有意義な貴重な授業の時が与えられた。帰りの電車の中で、『明日にかける架け橋』(サイモンとガーファンクル)が鮮明に思い出された。 まさに、教育の心得であろう!『2023年度の「病理学」は、今年度と同様に、全10回の開講でお願いいたします。』とのことである。『教育の原点=隣人として愛する』の「復習の時」ともなった。

 
 
 

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