2023年1月13日午前は『病理診断業務』を行なった。 顕微鏡観察は『風貌を診るがん哲学=癌細胞の病理と人間社会の病理=生物学と人間社会』の原点である。【『がん病理学』 は「がん」に関しての学問で、 『形態』 、 『起源』、 『進展』などを追求する学問分野である。当然がん研究者だけのものでなく、一般社会の人々の為の学問でもある。がん病理学者が『がん』 をどの様に考えるかは、とても大切なことである。なぜなら『がん』に対する概念が世界観、人生観、ひいては日常の決断や行動をも時には決定するからである。「がん」の『起源』 と『進展』を学ぶことは、ある意味では人生の意義と目的の『静思』 へとも導くものと考える。これこそ、『がん病理学者の社会貢献』 である。】 午後は順天堂大学の「第9回医学部医学系研究等倫理委員会」(Zoom参加)参加した。
2023年1月14日「川口がん哲学カフェ『いずみ』開所6周年記念講演会(西川口教会に於いて)で講演【「人間関係の哲学と社会性 〜 『寄り添う』&『対話』&『共存』〜」プログラム:樋野興夫先生のご講演と質疑応答】の機会が与えられた(添付)。 筆者の故郷:島根県出雲市大社町鵜峠 & 内村鑑三(1861-1930)、新渡戸稲造(1862-1933)、南原繁(1889-1974)、矢内原忠雄(1893-1961)、さらに若き日からの座右の書『代表的日本人』(内村鑑三著;1908年)と『武士道』(新渡戸稲造著;1889年)についても語った。 多くの質問もあり大変有意義な貴重な時であった。 早速、【本日は、長時間にわたり、お世話になりました。 樋野先生のお言葉を必要としている方がいらしてくださったと思います。―― 今回も、樋野先生にはご無理を申し上げ、スライドなしの講演で、参加者には資料を配付させていただきました。 「講演の資料のいただけて良かったわ。 出雲大社の言葉もいただいて」と、御礼をおっしゃった方もおありでした。 皆様、帰ってからも、じっくりと先生の講演を振り返ることができると思います。】との心温まる励ましのメールを頂いた。 今回の講演会の記念冊子が制作される予感がする。 また、福島県出身の方もおられ、『吉田富三記念館』を紹介した。『吉田富三記念館』を訪問されるようである。 【顕微鏡でみた癌細胞の映像に裏打ちされた「がん哲学」】である。今回は、『恐れないで、語り続けなさい。 黙ってはいけない』(使徒の働き 8章9、10節)の学びの時でもあった。
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