ブログ『21世紀のエステル会』の第1回は、2018年である。 今年は5年目となる。【第1回『21世紀のエステル』 もしかすると、この時のため 〜 「21世紀のモルデカイ」との出会い 〜 】で【毎週1回、休まずに書き続けた。 驚きである。 まさに、『もしかすると、この時のためであるかもしれない。』(エステル記4章 14節)である。 筆者は、― 医師になり、癌研究会癌研究所の病理部に入った(1979年)。 そこで、当時、癌研究所所長であった菅野晴夫(1925-2016)先生との大いなる出会いに遭遇した。 菅野晴夫先生に、フィラデルフィアの Fox Chase Cancer Center の Knudson(1922-2016)博士の下で「Scienceを学んでくるように」と留学 (1989年)の機会が与えられた。 まさに、「自分の身長が伸びた」留学体験であった。 1991年に癌研実験病理部部長として、帰国するようにと指示を頂いた。 2000年新渡戸稲造(1862-1933)『武士道』発刊100周年シンポでの講演もして頂いた。 菅野晴夫先生は『「人生」の本質の探究と「愛」の意味』を提示して下さった。 菅野晴夫先生は、南原繁(1889-1974)が東大総長時代の東大医学部の学生であり、菅野晴夫先生から、南原繁の風貌、人となりを直接うかがうことが出来た。 さらに、菅野晴夫先生の恩師である日本国の誇る病理学者:吉田富三(1903-1973)との出会いに繋がった。 菅野晴夫先生の下で、2003年、吉田富三生誕100周年記念事業を行う機会が与えられた。 こうして、必然的に『がん哲学=生物学の法則+人間学の法則』の提唱へと導かれた。 筆者が会長を務めた第99回日本病理学会総会(2010年) において、菅野晴夫 先生に特別企画『病理の百年を振り返って』をして頂いた。― 『がん哲学外来』を開始した時、菅野晴夫先生に、『「がん哲学外来」は、今後、全国に広がるであろう。やり方は、それぞれの人に任せよ!』と言われたのが、走馬燈のように甦る。―『モルデカイとエステル』が脳裏に浮かぶ。 菅野晴夫先生は『21世紀のモルデカイ』であった様にも思える。】と記述したものである。
『21世紀のエステル会』のモットー:【「他人の必要に共感すること」であり、「他の人々に注意を向ける」】、『21世紀のエステル会』の役割:【「利己的な happyより、利他的なjoyful」】。 今年(2023年)、5周年記念誌が制作される予感がする。 実現したら歴史的大事業となろう!
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