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執筆者の写真樋野 興夫先生

第251回 『ヨブ記 & がん病理学』~『智慧文学 & 人間的な教訓』

 この度、『河合章 写真集』の制作が決定された。【製作実行委員会:相場郁郎/今村郁子/近藤 マリ/杉浦秀子/須磨綾子/藤原琢哉/福原俊二郎。 監修 樋野興夫(順天堂大学名誉教授・新渡戸稲造記念センター長・恵泉女学園理事長)『言葉の処方箋』をブログより選択】とのことである。 最初の写真は『ヌー(Gnu)大移動と寄り添う野生動物たち』(添付)のようである。【2月頃、タンザニアの草原でヌ-が誕生する。 100万頭のヌー達から誕生する子ども達はおよそ25万頭。 出産後、ヌーの母親は子どもを舐めて、直ぐに立ち上がるようにと導く。 ハイエナ等の肉食獣に襲われないためである。 ヌーの子どもは10分で立ち上がり、母親の脇をぴょんぴょんと跳ね回るようになり、翌日には、50km/hで走れるようになるのである。】とある。 完成版が楽しみである!


2023年3月1日『ヨブ記』について出版社との面談の機会が与えれた。【新刊に『大酒飲みの不良息子が「ビール」、かぐや姫が「日本酒」を、河口湖で飲みながら大喧嘩している姿。 それを、富士山の頂上から「緑茶」を飲みながら眺めている筆者の絵が掲載されていると最高ですね!】と大いに話が盛り上がった。【『ヨブ記』についての現代的解釈の書の出版計画、『がん哲学医学』の最新の研究成果の著述をご期待申し上げます。】との心温まるメールを山梨英和学院・山梨英和中学校高等学校の第21代校長を勤められた岩間孝吉先生から届いた。 筆者は若き日、矢内原忠雄(1893-1961)の『嘉信』(新地書房)から【『ヨブ記』は『智慧文学=人間的な教訓』である!】と勉強した。 また【『ヨブ』が病気になった時に友人が見舞いに来た! 1)『ヨブ』にどう言ったか? 2)『ヨブ』はどう反応したのか? 3)元気な時に言う言葉と、苦しんでいる時に同じ言葉を言われた時どう受け取るか? 4)何を言った時に相手が嫌になったのか? 5)健康な時には会いたい友達がいても、病気になったら ―― 1)すべてを神さまにお任せしようという敬虔な思いと2)この苦難を到底受け入れられない、『神さま、なぜですか!』という相反する思いが拮抗していますが、そのいずれも神にゆるされていて、人は思う存分、神に食ってかかってよいというのが『ヨブ記』の重大なメッセージなのだ】と学んだものである。 新刊【『ヨブ記』&『がん病理学』~人間学~】が実現したら歴史的大事業となろう!



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