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執筆者の写真樋野 興夫先生

第263回 人生の2 hits 〜 人知を超えた出会い 〜

 2023年4月22日『お茶の水メデイカル・カフェ in OCC』であった(添付)。 お母様と2人の小学生の娘様、息子様との面談の機会も与えられた。 大変、貴重な時であった。 2023年4月23日は、名古屋の図書館での講演に向かう(添付)。


アメリカ時代の恩師Alfred G. Knudson. Jr. MD.PhD(1922-2016)が、93歳で逝去された時、奥様から『He was really special and I miss him a lot, — Thanks for everything you did for him.』とのメールを頂いたものである。 筆者のwifeは直ちに『He always impressed me with his vast knowledge of many subjects, especially the arts. I remember when we visited you in USA with our kids and Alfred sat looking at a book and explaining the art work to our girls, and his sitting in my kitchen in Japan and folding origami.-- He was a very special man.』返事した。『折り紙』で、子供達に 優しく語るKnudson博士の姿は、忘れ得ぬ我が家のアメリカ時代 (Philadelphia フィラデルフィア) の想い出である。


癌研時代の恩師:菅野晴夫先生 (1925— 2016: 病理学者、文化功労者) に、フィラデルフィアの Fox Chase Cancer Center の Knudson博士(2 hitsの法則の提唱者)の下で『Scienceを学んでくるように』と留学 (1989年)の機会が与えられた。 1991年には、癌研実験病理部部長として、帰国するようにと指示を頂いた。『30代は、人に言われたことを、がむしゃらに行い、40代で、自分の好きな事に専念し、50代で、人の面倒を見るように、60代になっても、自分のことしか考えていないなら、恥と思え』と教わった。『これは、自分の恩師、吉田富三(1903-1973)先生の言葉である』と、菅野晴夫先生に伺った。


人生は、人知を超えた出会いである。 まさに人生の ” two-hit” である。 『人生における出会いは、出会った時に受ける影響だけに留まらず、20~30年後に影響して来る』を実感する日々である。 まさに、『人生は開いた扇』のようである。『人生邂逅の3大法則は、良き先生(重心)、良き友(外心)、良き読書(内心)である』を痛感する日々でもある。



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