(乳腺科)での『小江戸がん哲学外来』に赴いた。 個人面談は、大変充実した貴重な時となった。 『日記を書くように』と『命令』した。『はい』と答えられた。『人生邂逅の3大法則は、良き先生(重心)、良き友(外心)、良き読書(内心)である』も語った。 筆者の新刊『もしも突然、がんを告知されたとしたら。』(東洋経済新報社発行)を購入したいとのことであった。 笑顔で退席された。 大いに感動した。 人間は、自分では『希望のない状況』であると思ったとしても、『人生の方からは期待されている存在』であると実感する深い学びの時が与えられている。 その時、その人らしいものが発動してくるであろう。 まさに、新渡戸稲造(1862-1933)が愛読したトーマス・カーライル(Thomas Carlyle, 1795-1881)の『サーター・リサータス:衣装哲学』の『“Do thy Duty, which lies nearest thee, which thou knowest to be a Duty”(汝の義務を尽くせ。汝の最も近くにある義務を尽くせ、汝が義務と知られるものを尽くせ)』の学びである。『自分の置かれた如何なる境遇』にもかかわらず、『人生のversion upの邂逅』の必要性である。『病気であっても、病人ではない』の社会構築が、『人生に期待する』から『人生から期待される』生き方への変換であろう!
想えば、今は亡き矢形寛 先生(2019年9月11日 満55歳で、逝去)が、2016年11月から、『小江戸がん哲学外来』を開設された。 2019年7月6日『第9回 がん哲学外来コーディネーー ター養成講座 in 埼玉』(実行委員長)と、翌日の『第8回 がん哲学外来市民学会大会』(大会長)を ウエスタ川越 於いて主催された。 矢形寛 先生の生涯は、まさに『火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!』であった。 今回、『小江戸がん哲学外来三周年記念・矢形寛教授追悼記念講演会』が鮮明に想い出された。 ヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl,1905-1997)の【『生きる意味』を満たすために3つの価値:『創造価値』&『体験価値』&『態度価値』】を実感する日々である。『ひばりヶ丘駅―>池袋駅―>御茶ノ水駅―>池袋駅―>本川越駅―>所沢駅―>東久留米駅』の『有意義な電車の旅』となった。
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