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執筆者の写真樋野 興夫先生

第280回 『言葉に 心がこもっていれば』 〜 『教育は 忘れて後に残る』 〜

 2023年7月13日、ルーテル学院大学(東京都三鷹市)での3コマの講義に赴いた。 講義『総合人間学序論』 (10:20〜12:00)では、テキストは筆者の『がん細胞から、学んだ生き方 〜 「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(へるす出版)を音読しながら進めた。 今回は、『教育は 忘れて後に残る』、『がんを家族で語る』、『先生の言葉に 心がこもっていれば』、『子どもたちの質問の例』の箇所を行なった。 学生の多数の真摯な質問には、大いに感動した。

『総合人間学の絶対性大原理』: 愛がなければ全ては無意味

『総合人間学の真髄』:(1)愛に溢れた雰囲気(2)静かな口調(3)にもかかわらず

『総合人間学の心得』:(1)仮面を外し、心の垣根をとる (2)秘密は守る、リラックスした時間を過ごす (3)正直になる、積極的に人々に仕える

『総合人間学の2つの使命』:(1)『学問的、科学的な責任で語る』(2)『人間的な責任で、手をさしのべる』

とさりげなく語った。

午後の『現代生命科学I』(13:20〜15:00、15:10〜16:50)の『病理学』では、教科書『カラーで学べる病理学』を用いて音読しながら進めた。 『代謝異常』、『老化と老年病』、『新生児の病理』のテーマであった。 日々勉強である。

【『がん病理学』 は『がん』に関しての学問で、『形態』、『起源』、『進展』などを追求する学問分野である。 当然がん研究者だけのものでなく、一般社会の人々の為の学問でもある。 がん病理学者が『がん』をどの様に考えるかは、とても大切なことである。 なぜなら『がん』に対する概念が世界観、人生観、ひいては日常の決断や行動をも時には決定するからである。『がん』の『起源』 と『進展』を学ぶことは、ある意味では人生の意義と目的の『静思』へとも導くものと考える。 これこそ、『がん病理学者の社会貢献』である。】と伝えた。

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