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執筆者の写真樋野 興夫先生

第299回 『考えを めぐらす 〜 言葉を糧としている 〜』であろう

 2023年10月2日 順天堂大学大学院博士過程実践教育(unit2)『腫瘍医学』コースの講義の後、順天堂大学のレストランで西村幹子先生【ICU(国際基督教大学)教養学部アーツ・サイエンス学課教授】と昼食しながら、10月13日ICUでのシンポジウム『真の国際人 〜 個性と多様性をつなぐ対話にむけて 〜』(添付)の打ち合わせの時をもった。

『真の国際人』の5ヶ条

① 自分の力が人の役に立つと思う時は進んでやれ

② 人の欠点を指摘する要はない、 人のあやまちは語るには足らぬ

③ 理由があっても腹を立てぬこそ非凡の人

④ 感謝は優しき声に表れる

⑤ 心がけにより逆境も順境とされる


新渡戸稲造(1862-1933)が『真の国際人:東洋と西洋をつなぐ架け橋』になることを願ったように、私は、『21世紀の医療の架け橋』になれれば幸いである


新渡戸稲造の名著『武士道』は【日本古来の日本人の気高い精神を丹念にひもとき、世界の人々に日本精神の素晴らしさを知らしめた】ものであり、『真の国際人〜個性と多様性〜』であろう。『人間の心というのは、言葉を糧としている = 対話』の重要性を改めて認識する日々であろう。


新渡戸稲造が、第一高等学校校長を辞職した時の、生徒の挨拶『生花の花籠のように新鮮で、かつ 造花の花籠のように 永久に あせない』が、鮮明に蘇ってきた。新渡戸稲造は、学生に『勉強は 午前中ぐらいにして、午後からは みんなで 散歩しながら 雑談して 人生を語り合ったりして、いろいろな考えを めぐらすほうに 時間をとればいいね』と語っている。 まさに『専門senseよりCommon Senseの働きが入用』である。


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