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執筆者の写真樋野 興夫先生

第305回 何時でも、何処でも 〜 常に前に向かって努力する 〜

 2023年11月5日 偶然、テレビ番組で『人生いろいろ』(歌:島倉千代子 作詞:中山大三郎 作曲:浜口庫之助)を拝聴した。 【いまかがやくのよ私たち いまとびたつのよ私たち 笑いばなしに希望がいっぱい 希望の中に若さがいっぱい】の歌詞が、今回 心に響いた。


11月6日は、千葉市の東京情報大学看護学部必須科目『病理学』の講義を依頼された。


【生命に対する畏敬の念と しなやかな創造力を持ち,看護の対象を深く理解しながら 援助できる基礎能力を修得し,科学的根拠に基づいて 適切なケアが提供できる看護職を育成する。 ―― さらに,看護職としての社会的責任を自覚し,社会の発展に積極的に貢献し,生涯を通じて 知識や技術を習得しつづける看護職として教育する。 看護学部では、生命・健康・暮らし・情報への関心を持ち、社会性を備え、看護学教育を受けるにふさわしい基礎学力を有して 看護学部では、しなやかで たくましい看護職を育成するために、自律と共創を基盤としながら、多様な人々と 新しい価値を作り出していける力を涵養していくカリキュラムとする。】と謳われている。


筆者は、病理学者として若き日から【『病理学』とは、病気の根幹を追求しようとする『the study of the diseased tissues』である。『広々とした病理学』とは、『病理学には限りがないことをよく知っていて、新しいことにも自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力しているイメージ』である。】

と学んだものである。 時代を超えた教育の大切さを実感する日々である。


【病理学の目的: 1.世界の動向を見極めつつ 歴史を通して 今を見通せるようになる。 2.俯瞰的に『病気』の理を理解し『理念を持って現実に向かい、現実の中に理念』を問う人材となる。 3.複眼の思考を持ち、視野狭窄にならず、教養を深め、時代を読む『具眼の士』の種蒔く人材の育成である。】と、筆者は、何時でも、何処でも さりげなく語ることにしている。

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