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執筆者の写真樋野 興夫先生

第327回 発心を忘れず継続 〜 読書は人間をつくる 〜

 2024年2月2日は 病理組織診断業務に赴く。 病理医の心得『個性と多様性』(添付)の確認の時である。 『先人の言葉の処方箋』(添付)の原点回帰でもある。 今回は、以前、送られて来た、下記の『10ヶ条』が鮮明に想い出された。

 

『樋野先生が 新渡戸稲造(1862-1933)の言葉で感銘した 言葉の処方箋 を幾つか話して欲しい』10カ条

1)間断なき努力は進歩の要件

2)自分の力が人に役に立つと思うときは進んでやれ

3)意志は人なり

4)人の欠点を指摘する要はない 人のあやまちは語るには足りぬ

5)学問より実行

6)理由があっても腹を立てぬこそ 非凡の人

7)花は芽にあり

8)威厳は優しき声に現れる

9)われ太平洋の橋とならん

10) 心がけにより 逆境も 順境とされる

 

また、『新渡戸稲造の言葉の処方箋』(10か条)は、筆者の『がん哲学外来の言葉の処方箋』でも、大いに活用されている。

1)発心を忘れずに継続 (『修養』より)

2)やり通す教育の必要性 (『読書と人生』より)

3)小さな職務に忠実であれ (『人生読本』より)

4)親切とは行動すること (『世渡りの道』より)

5)相手に得意なことを語らせる (『新渡戸博士追悼集』より)

6)有事のときの素人の良さ (『内観外望』より)

7)いろいろな意見に耳を傾けたい (『新渡戸博士追悼集』より)

8)試練は力を賦与する (『偉人群像』より)

9)読書は人間をつくるもの (『読書と人生』より)

10)永遠の生命をもつ本を読め  (『人生読本』より)



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