top of page
検索
執筆者の写真樋野 興夫先生

第335回 『訪れる人を温かく迎い入れる場』 〜 『隙間』を埋める『対話の場』 〜

 2024年2月27日、東京土建国民健康保険組合健康増進課の第138回組合会特別講演『正論より配慮 〜 賢明な胆力 〜』に招かれた(添付)。 多数の参加者であった。 想えば、2005年 順天堂大学で『アスベスト・中皮腫外来』を開設してから出会いが与えられ(添付)、2009年には『がん哲学外来』を開設された。

 

【樋野興夫 先生は、2005年日本で初めて『アスベスト・中皮腫外来』を開設し、早期発見・治療を目的とした検診体制を構築した。 ―― 2008年、医療者の立場からの『がんの知識』の提供ではなく、医療現場と患者、その家族の間にある『隙間』を埋める『対話の場』として順天堂大学で『がん哲学外来』を開設した。】と紹介されている(添付)。

 

早速、【先生の温かい笑顔と雰囲気にふれ、私まで温かい気持ちになりました。 先生のご講演を拝聴し、心に残った言葉はたくさんありますが、なかでもご紹介いただいた勝海舟の奥さんの言葉『悲しい時には私たちのところへいらっしゃい、一緒に泣きましょう、そしてあなたが幸せな時には一緒に笑いましょう。 さあ勇気をお出しなさい、これから先の長い年月のことは考えず、今日という日以外には日がないと思ってただ毎日をお過ごしなさい』に感動しました。 この言葉は先生が目指す『がん哲学外来(訪れる人を温かく迎い入れる場)』をすごく象徴されていると感じました――】

 

また、【小学生は真剣に講演を聞いているのに対し、大学生は講演中に寝ている人が多いという先生のお言葉を受け、私も自分の学生時代を振り返ってみました。 まわりの様子を思い返しても、小学生の時には 毎日さまざまなことに興味・関心を持ち、勉強だけでなく日々の人との関りや 出来事から学んでいましたが、大学生くらいになると自分の好きなコミュニティや学びたい物を選択する自由が与えられる反面、それ以外のことへの興味・関心が薄れてしまうのではないかと感じました。】 さらに、【先生のお話は年齢を重ねた方が胸に沁みますね。 病気になってもどんな状況になっても 品性を失わず、自分らしく生きていけるかは、大変難しく普遍的なテーマです。】と心温まるメールを頂いた。



閲覧数:10回0件のコメント

Comments


bottom of page