2024年3月12日恵泉女学園大学、恵泉女学園大学大学院(東京都多摩市)の卒業式、学位授与式に赴いた。 筆者は、2021年7月1日、新渡戸稲造 (1862-1933)から学んだ恵泉女学園創立者 河井道(1877-1953)の恵泉女学園の9代目理事長を拝命することになった。
午前は【人文学部 日本語日本文化学科・英語コミュニケーション学科】の卒業式 午後は【人間社会学部 国際社会学科・社会園芸学科、大学院 平和学研究科】の卒業式、学位授与式であった。 【患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生む出し、練られた品性が希望を生み出す】(ローマ人への手紙5章3、4節)の復学の時となった。 学生の真摯な姿勢と答辞には、大いに感動しました。 筆者は保証人に向けて『御挨拶』の機会が与えられた。
【『わたしのランターン』は創立者河井道の自叙伝です。 恵泉女学園が創立10周年を迎えた1939年、河井道は英文"My Lantern"を著し、のちにそれが『わたしのランターン』として和訳されました。】と謳われている。
河井道の『わたしのランターン』の終わりに【『ここまで、わたしは、私のランターンをかかげてきた。 時がくると、それは別の手へとひき継がれて、さらに先へと運ばれていくであろう。 私たちの魂の『太陽』が、この世界の面から、うれいと闇の跡をひとひらも残さず追いはらうまで、このランターンが、芯を切りととのえられ、燃え続けていくように、わたしはそれのみを願っている】と記述されている。『わたしのランターン』で語られる河井道の言葉は、出版後から現在に至るまで、『恵泉の建学の精神や教育、経営の理念を支える力強いバックボーン』で、『恵泉のスピリット』である。
人間は、【自分では『希望のない状況』であると思ったとしても、人生の方からは期待されている存在】(添付)であると実感する深い学びの時が与えられている。『表面的なhappy』vs『内から湧き出るjoy』の違いの考察の時であろう!
女子教育に 大いなる理解を示した新渡戸稲造(東京女子大学初代学長)が、援護した河井道は、まさに、『種を蒔く人になりなさい』(添付)の実践である。
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