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執筆者の写真樋野 興夫先生

第340回 人知を超えて、時が進んでいる 〜【もしかすると、この時のため】〜      

 2024年3月21日朝 自宅から雪の壮大な富士山を眺め(添付)、新渡戸稲造記念センター ―>順天堂大学に向かった。 ドキュメンタリー映画『新渡戸の夢』の会長 & 事務局長 並木秀夫氏と島津製作所 & 筑波大学特命教授の佐藤孝明先生と3人で、池袋東口パルコ店で夕食の時を持った。 想えば、筆者は大塚の癌研時代の病理部に勤務していた時、生化学部の研究員のであった佐藤孝明先生とお逢いしたものである。 30年前であろうか! 大変懐かしい再会であった。

 

並木秀夫氏は、ドキュメンタリー映画『がんと生きる言葉の処方箋』を制作され、第2作目のドキュメンタリー映画『新渡戸の夢』取材を受けた(添付)。 まさに、『現代に生きる新渡戸稲造の教育の魂』である。『新渡戸の夢 = 教育 & 医療の懸け橋 = 人間学』は、一見『理解不能モード』である複雑な現代社会・混沌の中での『一筋の光』を照らすのではなかろうか!

 

2003年に初版『われ21世紀の新渡戸とならん』(添付)、2018年に新訂版、2019年4月には 英語版『I Want to Be the 21 st Century Inazo Nitobe』が発行されることになった。 タイミング的に、2019年3月順天堂大学医学部の定年退職後、『新渡戸稲造記念センター』が開設(2019年)され、筆者にとって『新渡戸稲造記念センター長』就任記念ともなった。 驚きである。 人知を超えて、時が進んでいることを 痛感する日々である。【もしかすると、この時のため(旧約聖書 エステル記4章14節)】を実感する日々である。

        

1932年、新渡戸稲造(1862〜1933)、賀川豊彦(1888〜1960)らによって設立された新渡戸記念中野総合病院 新渡戸記念中野総合病院の理念は、【新渡戸稲造 博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する。】と謳われている。

 

『生活環境や 言葉が違っても 心が通えば友達であり、心が通じ合う人と 出会うことが 人間の一番の楽しみである。』(新渡戸稲造)を体験する日々でもある。『自分の力が 人に役に立つと思うときは 進んでやれ』(新渡戸稲造)であろう。



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