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執筆者の写真樋野 興夫先生

第349回 安心できる居場所 〜 恵みをともに受ける 〜

 2024年5月5日(こどもの日)に、5月2日に訪れた廃校になった鵜鷺[鵜峠+鷺浦(隣の村)=鵜鷺(うさぎ)]小学校の校地での写真(添付)、そして、鵜鷺(うさぎ)コミュニティセンター(廃校になった鵜鷺中学校)での写真が 姉から送られて来た(添付)。 人生の忘れ得ぬ良き想い出となった。

 

また、島根大学医学部地域医療教育学講座教授の長尾大志先生からは、【『鵜鷺メデイカル・ビレッジ構想』のように地域を巻き込んでトータルで医療を考えることは、今後さらに高齢化や過疎化が進む地域においては 必須の考え方と存じます。 この考え方を医学生・看護学生に伝えていきたいと考えます。】と心温まるメールが届いた。『鵜鷺メディカル・ビレッジ』は、時代的要請であろう。

 

最期まで安心して暮らすことが出来る居場所 (Medical Village)を地域に創ることである。 Medical Villageとは、患者さん本人だけでなく、本人に関わる家族や友人や、本人を支援する医療や介護の従事者にとっても 安心できる居場所になることを目標とするものである。 人類の進む方向であろう!

 

2024年5月5日『KBF in CAJ』にwifeと赴いた。 先日、病院を紹介した患者さんともお逢いした。

 

【私は だれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべての人の奴隷となりました。 ――― 弱い人々には、弱い者になりました。 弱い人々を獲得するためです。 すべての人に、すべてのものとなりました。 それは、何とかして、幾人かでも救うためです。 私はすべてのことを、福音のためにしています。 それは、私も福音の恵みをともに受ける者となるためなのです。】(コリント人への手紙 第一9章19節〜23節)

 

【何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。 自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。】(ピリピ人への手紙 第2章3、4節)が、今回鮮明に思い出された。



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