top of page
検索
執筆者の写真樋野 興夫先生

第350回 『丁寧な観察力の修練』 〜 寄り添うとは 〜

 2024年5月10日 病理組織診断業務に赴むく。 顕微鏡を見て病気を診断する『丁寧な観察力の修練』である。 その後、wifeと『CAJ』でのコンサート(Parade of Bands)に出席する。

 

5月11日、12日は放送大学埼玉学習センター(大宮)で授業(下記)を依頼された。

【授業内容】

『がん哲学』とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。 日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人ががんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。 授業では教科書の読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。 患者さん、患者に寄りそいたいと思う方すべてが対象です。

【授業テーマ】

第1回 『がん哲学』とは

第2回 『天寿がん』の時代に向けて

第3回 がん哲外来 & メディカルカフェの実際

第4回 がん体験者からのメッセージ ~ 病気であっても病人ではない ~

第5回 ゲノム時代と発がんの研究

第6回 相反するものの同居 ~ 楕円形のこころ ~

第7回 映画『がんと生きる』 ~ 言葉の処方箋 ~

第8回 まとめ 医療の隙間を埋める ~ 寄り添うとは ~

【学生へのメッセージ】

若き日から、夜を徹して読書した 『新渡戸稲造・内村鑑三』を銘打った『がん哲学外来』が実現したことは、本当に不思議です。 人知を超えた、特別な働きを 肌で感じる 今日この頃です。 授業でのディスカッションには積極的に参加してください。

【教科書】

『がん細胞から学んだ生き方「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(樋野興夫/へるす出版)

閲覧数:24回0件のコメント

Comments


bottom of page