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執筆者の写真樋野 興夫先生

第354回 【人知を超えて、時が進んでいる】 〜 志を広め、実践する拠点 〜

 2024年5月29日、『新渡戸稲造記念センター長』を務める筆者は、新渡戸記念中野総合病院の理事長・病院長の入江徹也先生と面談の時を持った。 大変有意義な充実した貴重な時となった。

 

筆者は、2019年3月 順天堂大学医学部の『病理・腫瘍学』を定年退職した後、4月に『新渡戸稲造記念センター長』を仰せつかった。 入江徹也先生は、【2019年4月、東京医療生活協同組合に『新渡戸稲造記念センター』が設立されました。『新渡戸稲造記念センター』は、東京医療利用組合(現・東京医療生活協同組合)の初代組合長(理事長)である新渡戸稲造博士(1862-1933)の志を日本の国内外へ広め、実践する拠点となります。『新渡戸稲造記念センター』のセンター長には、新渡戸稲造博士の専門家として本邦の第一人者で、新渡戸博士の志を継承して活躍されている樋野興夫先生が就任されました。】と心温まる紹介をHPに記載されている。 涙無くして語れない!

 

2003年に初版『われ21世紀の新渡戸とならん』、2018年に新訂版、2019年4月には 英語版『I Want to Be the 21 st Century Inazo Nitobe』が発行されることになった。 タイミング的には『新渡戸稲造記念センター長』就任記念ともなった。 驚きである。 【人知を超えて、時が進んでいる】ことを 痛感する日々でもある。

 

その後、順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科での講義『病理学概論』 & 『がん医療科学』に向かった。 『病理学概論』では、教科書『カラーで学べる病理学』を用い『炎症』の箇所を音読しながら進めた。『がん医療科学』では【『がん細胞から学んだ生き方「ほっとけ 気にするな」のがん哲学』(へるす出版)】を用いて【『死ぬという大事な仕事』、『がん診療は楕円形で』、『暇げな風貌と沈黙』、『具体的の対話の例』、『病気であっても病人ではない』、『この世を去るとしても、花に水を』、『空っぽの器に新しい水を』、『偉大なるお節介』を焼く、『全国に広がるメディカルカフェ』、『さまざまなメディカルカフェ』】音読しながら進めた。 生徒の真摯な姿には大いに感動した。

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