top of page

第356回 『進む勇気、立ち止まる勇気』 〜 「軸」を定める 〜

 2024年6月8日 早稲田大学エクステンションセンター中野校での『ジャンル 人間の探求』:【がんと生きる哲学 医師との対話を通して『がん』と生きる方法を考える】に赴いた。 テキストは『新渡戸稲造 壁を破る言葉』(三笠書房2023年10月15日発行)を使用した(添付)。

 

今回は【2章『進む勇気、立ち止まる勇気』の18節『「柔和な心」が幸福を引き出す』& 19節『「軸」を定めることが人生の質を上げる』& 20節『本当に大事なものは、“取るに足らないもの”の中にある』、3章『自分に負けない生き方』の『この章のはじめ』】の箇所を音読して頂き、質問を受けながら進めた。

 

2章18節では、【『「ハッピー(Happy)」と「ジョイフル(Joyful)」』の違い。『喜びの声を発すれば喜びの人となり、悲しみの声を発すれば悲しみの人となる』(内村鑑三;1861-1930)、『柔和で穏やかな心をもって接すれば、相手からも同じように柔和な心を引き出すことができる』(新渡戸稲造;1862-1933)

19節では、【『私が死ぬ時は、私が生まれた時よりも少しなりともよくして逝きたい』(内村鑑三)、『青年とは大きな希望抱負を有する者を称するので、年齢の多少を問わない。ゆえに希望なき者は、いかに若年であっても、片足を棺桶に踏み込んでいるのと同じようなもので、希望さえあれば、三十になっても。六十になっても、すなわち青年というべきである』(新渡戸稲造)】

 

20節では、『かって山の中で牛馬を相手にして生活している者の中にも、見識といい品格といい、かつ精力といい、まさに当代の偉人を凌ぐくらいの人物はたくさんいたと語った』(アメリカのルーズベルト大統領:1882-1945の言葉)、『いわば楽屋の隅にいて、世の喝采も受けず、静かにその仕事をやり続ける人もやはり偉い』(新渡戸稲造)

 

3章『自分に負けない生き方』の『この章のはじめ』には、『真に偉い人というのは、現在の仕事に全力を尽くす人だ』、『富そのものが人生の目的であってはならない』(新渡戸稲造)と記述している。 人生日々学習である。



 
 
 

最新記事

すべて表示
第416回 外面より 内面を重視 〜『心の燈台』  〜

2025年4月14日 新渡戸稲造記念センター( 中野駅) から恵泉女学園(経堂駅 )に赴いた。 今回、 内村鑑三(1861-1930) & 新渡戸稲造(1862-1933)に影響を与えた新島襄( 1843 - 1890)が、想い出された。   筆者は、2013年...

 
 
 

Comments


© 2023 by Uniting Church Arizona. Proudly created with Wix.com

bottom of page