第403回 『寄り添う』 〜 一緒に困って 一緒に考える 〜
- 樋野 興夫先生
- 2月15日
- 読了時間: 2分
2025年2月14日早朝『メディカルカフェ☆南カリフォルニア』を主催されている石嶋まりこ氏からメールが届いた。【メディカルカフェ南カリフォルニアに、今年から新しい仲間がスタッフとして加わってくれました。 初めてのサポート役に回った『元患者さん』に、先生からの言葉を伝えました。 『寄り添う』と『支える』の違い: 困っている人と一緒に困る人になる この言葉でとても気持ちが楽になったそうです。 何かをして あげなくちゃと 少し力が入っていたみたいです。 今年も参加してくださる全米各地のがん患者さんたちと 一緒に困って一緒に考える 私たちでいられるように、改めて先生の言葉を心に刻みました。】との心温まる言葉に感激した。
2月14日は、バレンタインデー(Valentine's Day)で、wifeから、カシューナッツがプレゼントされた。 日本においては伝統的に『男性が、女性からチョコレートを貰う日』とされている。 2月12日の自由学園特別授業を受けた6年生の感想が 初等部教頭 稲村祐子先生から送られてきた。
①今日はがん哲学の先生に来ていただきました。 島根県生まれということで親近感を覚えました。 それぞれの『言葉の処方箋』にどれも共感しました。 あまり思いつめずに『ほっとけ』ということは人生にも大切だと思いました。
②今日は樋野先生のお話を聞いた。 思ったより病気は悲しくないんだなと、価値観が変わった。 私としては『八方塞がりでも天は開いている』という言葉が心に残った。
③私は『病気は人生の夏休み』(添付)や『病気やがんも個性の一つ』という言葉が印象に残った。 このようにポジティブに病気を受け止められることが すごい、と思った。 私は多分ポジティブに受け止めることはできないが、もしその時覚えていたら思い出したいと思った。
などなど真摯な感想には大いに心が癒された。
2月14日 筆者は、病理医としての病理組織診断業務を行う。【『病理学』は『風貌を診て、心まで読む = 人生の根幹を追求する学問分野』でもある。

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