top of page

第437回 『世渡りの道』 〜 『立ち止まることも勇気である』 〜

 2025年8月2日早稲田大学エクステンションセンター(早稲田校)での講座【『がんと生きる哲学』〜『ジャンル 人間の探求:テキスト:樋野興夫著『新渡戸稲造(1862-1933)(添付)壁を破る言葉:逆境に立ち向かう者へ40のメッセージ』(三笠書房)】(添付)に赴いた。 『種を蒔く人になりなさい』(添付)を拝読されたい受講者も参加されていた。 今回は下記を受講者に音読して頂きながら進めた。

 

1章12節『礼節を持って賢く生き抜く』:他人を尊敬する念は、誰の心中にも必ず潜んでいて、また少し注意すれば、どんな人に対しても、必ず尊敬すべき理由を発見し得るものである。 いやしくも自らを重んじる人は、必ず他人を尊敬する。 もしその念がない人があるとすれば、その人に自重心がないという欠陥を自白するようなものである。『世渡りの道』

2章13節『立ち止まることも勇気である』:勇気を修養する人は、進むほうの勇気ばかりでなく、退(しりぞ)いて守るほうの沈勇もまた養うように心がけなければならない。 両者がそろってこそ、真の勇気が得られる。『修養』

2章14節『〝無頓着〞ほど強いものはない』:青年はその特性としてシンプル(淡白)でなければならない。 自然に従い、あけっぱなしで、すねたところがなく、すらすらとして、少しのひがみもないことが必要だ。 いわば心がシンプルなのである。 真の青年は、名誉とか立身とか、つまらぬ小欲がない。 もし欲があるとすれば、それは大欲である。 したがって人に追従をいってご機嫌を取ろうともしなければ、また秘密にすることもないから、なんらわだかまることがない。『修養』

 

その後、国立がん研究センター築地キャンパス 研究棟での【Japan Cancer Forum(ジャパンキャンサーフォーラム)2025】に向かった。【がん哲学外来 メディカル・カフェ(運営:がん哲学外来市民学会)】も展示されるとのことで、筆者は『がん哲学外来市民学会代表』を務めているので赴いた。 面談する機会が与えられた。 終了後、参加者と夕食の時をもった。【筆者の『言葉の処方箋のカルタ』(添付)と『アルプスの少女ハイジ』の現代的意義:喜んで無邪気に小さなことに大きな愛を込める】で大いに話しが盛り上がった。


 
 
 

最新記事

すべて表示

コメント


© 2023 by Uniting Church Arizona. Proudly created with Wix.com

bottom of page