第454回 求めなさい 捜しなさい 〜してもらいたいと思うことは 人にしなさい 〜
- 樋野 興夫先生

- 14 時間前
- 読了時間: 2分
2025年10月23日 『柏がん哲学外来』(担当者:『がん哲学外来あびこカフェ』代表:中野綾子氏)に赴く(添付)。 既に、3組の個人面談の予約済みとのことである。『柏がん哲学外来』は、2009年当時の国立がんセンター東病院の病院長の江角浩安先生のお計らいで、柏の葉キャンパス駅隣接の国立がんセンター東病院の施設ビルで開始し、2016年からは、柏地域医療連携センターで継続されている。
2024年6月27日には、中野綾子氏とスタッフの皆様が『柏がん哲学外来15周年記念講演会』(千葉県 柏地域医療連携センターに於いて)を企画された。 会場には多数の参加者であった。 大いに感動した。【求めなさい。そうすれば与えられます。 捜しなさい。 そうすれば見つかります。 たたきなさい。 そうすれば開かれます。】(マタイの福音書7章7節)&【人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。】(マタイの福音書7章12節)の復学の日々である。
2008年 順天堂大学で『がん哲学外来』開設時に、【今は亡き『癌研所長:菅野晴夫(1925-2016)先生、国立がんセンター総長の杉村隆(1926-2020)先生、吉田富三(1903-1973)博士の長男で、NHKのプロデューサーであった吉田直哉(1931-2008)氏』】の御3人から『快挙であるとの励ましのお言葉』を頂いたことが、今回、鮮明に思い出された。
筆者は、癌研時代、菅野晴夫先生の恩師である日本国の誇る病理学者:吉田富三との出会いに繋がった。 吉田富三は日本国を代表する癌病理学者であり、菅野晴夫先生の下で、2003年吉田富三生誕100周年記念事業を行う機会が与えられた。 必然的に『がん哲学』の提唱へと導かれた。 そして『陣営の外=がん哲学外来』へと展開した(2008年)。『がん哲学』とは、東大総長南原繁(1889-1974)の『政治哲学』と、元癌研所長で東大教授であった吉田富三の『がん学』をドッキングさせたもので、『がん哲学=生物学の法則+人間学の法則』である。『がん哲学外来』は、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、『がん細胞の発生と成長に 哲学的な意味を見出そうとする病理学者の出会いの場』でもある。





コメント