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執筆者の写真樋野 興夫先生

第92回「混迷する現代社会に問う」 〜「本物の強さ」〜

更新日:2020年5月9日

 コロナショックの蔓延化の日々である。 新刊『ここからの生き方』(案)の発行が、企画されるようである。『眠げな風貌で、がん患者の 心に灯をともす言葉を 処方し続ける 腫瘍病理学者・樋野興夫氏が、COVID19ロックダウン解除後も 混迷する現代社会に問う「人生でいちばん大切なもの」とは、「本物の強さ」とは、いったい何なのか…。』、「コロナショックから、私たちは 何を学ぶべきだと 先生は思われますか ?」とのことである。  

① 勝海舟 曰く「人の一生には 炎の時と灰の時があり、灰の時は 何をやっても うまくいかない。 そんなときには 何もやらぬのが 一番いい」とのことですが、何もやらず、ただじっとしていると 不安な未来を思い描いてしまいます。 不安を消したいのですが、どうすればよいでしょうか。

② 新渡戸稲造は「達人は 順境も逆境も同じものと考え、喜びも悲しみも 二つとも忘れて、そうしたことを 超越して 天命に安んじる」と、著書『逆境を 超えてゆく者へ』で述べていますが「天命に安んじる」とは、どういうことだと 先生はお考えですか? 先生のお考えを お聞かせいただけると幸いです。

③ 新渡戸稲造の著書『逆境を 乗り越えてゆく者へ』の結びに、以下の記述があります。「人生は 棺を覆って はじめて定まるものである。 したがって その時々の基準で勝敗を決めることは 一時的なもので、淮陰の少年が 韓信に勝ったと得意になるようなものである。 勝敗も 人の真価で測るべきもので、真の力が より以上の真の力に 圧迫されて初めて 負けたことになるのである。 以上述べた観点から言えば、負けたことを 残念がるのは 愚かなことである。ことに勝負の基準が一時的、人為的、時勢的なものであれば なおさらそうである」。 先生が お考えになる「勝ち基準」は どんなものですか? また先生にとって、理想の人生は どのような人生ですか?

これらは、「樋野流 人生哲学」とのことである。 驚きである。 兎も角、8月末の発行を目指す。 乞うご期待である。



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